ダ･ヴァインチヴァイオリンがオススメするのはオールドヴァイオリンです。
オールドヴァイオリンはとても「個性的」だからです。

人の顔や声が違うようにオールドヴァイオリンも1本1本、見た目と音が違います。

そこにあるのは「良い」「悪い」の世界ではなく、かけがえのない「個」という「存在」

最近の新作楽器はコンクールの影響（入賞すれば、自分の楽器が高く売れる）もあって
国籍問わず誰が作っても同じように見えます。個性的だと入賞できないのでしょう。

伝統技術は師匠から弟子へと受け継がれます。その教えを「守る」「破る」「離れる」という
「守・破・離」でいうと新作は「守」の段階のように見えます。

でも感動するのは、完璧な「おりこうさん」というより、どこか抜けて憎めない可愛さが
個性となり共感を生んでいたり、紆余曲折のあるような「その人」の姿、製作物、芸術
だったりするのではないでしょうか？

ヨーロッパは異なった言語、文化、宗教を持つ多くの民族が住んでいます。
しかしその歴史は民族間（宗教）の争いの歴史でもあります。

オールドヴァイオリンには製作者の「個性」に加えて数百年という長い年月に起こった
「紆余曲折」「波乱万丈」の世界を音楽を通して見つめ続け「奇跡的に」存在してきました。
そして未来に渡りかけがえのない存在である「あなた」の要求に応えてくれるのです。