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お客様の声 


東京都世田谷区 木村さんご一家



『このオールドバイオリンを弾くと、身体に響く感じが
 気に入りました。見た目も渋くてかっこいいです。』

Q:山口(以下省略):まずは中学1年生の息子さんから。今日から自分の楽器になりますね, 今どんな気持ちですか?
A:(ニコニコして) すごく嬉しいです。
Q:ご自分でバイオリンを選ばれましたね。実際はどんなことに注意されて楽器を選びましたか?
A:やっぱり音かなあ。他のお店で弾いたとき、ボクは新しいバイオリンよりもオールドバイオリンから出る音の方が好きだったんです。だから、ここでも最初から(予算に合った)4本のオールドバイオリンを弾かせてもらいました。
Q:4本、実際に弾いてみていかがでした?
A:別のお店で弾いたバイオリンよりこっち(購入した楽器)の方が気に入りました。実は、いろいろ弾いたので新作も入れて、全部で10本くらいかな、でもやっぱりこれが良かったです。
Q:じゃあ、特にこの楽器のどこが良かったですか?
A:しっかりした音が出て、身体に響く感じが気に入りました。見た目も渋くてかっこよいです。

お父さん(以下父): そう、息子は結構「渋い」のが好きなんだよね。音ですが確かによく響いていて少し離れて聞いていたんだけど特にG線とか太い音がでて迫力がありました。
思わず 「いいねえ」 なんて叫んじゃいましたよ。
Q:弓の方は選ぶのが難しくはなかった?
A:はい、バイオリンを選ぶときに弾いた弓が有名なピエール・ギヨームの弓だったんですけど、これがとっても弾きやすくて。結局用意してもらった2本の中から1本を選びました。弓は弾きやすくて、自分の手にこう、なんて言うのかな、合う感じ。弾き比べると一本づつ音も違うので自分の好きな方を選びました。それに先生にも弾いてもらって良いと言ってくれたので、すぐにこれに決めました。
Q:気に入ったバイオリンと弓が見つかって良かったですね。
A:ありがとうございます。


『楽器は本人、楽器屋さんは親が選ぶ』



Q:次はお父さんとお母さんにお聞きしたいと思います。今回はどのようにバイオリン選びをされましたか?
お母さん(以下母):実は息子は最初、そんなにバイオリン欲しいという感じではなかったんです。ただ今使用している楽器(フルサイズ・量産品)は正直良い音がしなかったので私たちとしては良い楽器を買ってみたらどうかと。
父:私もね、永く使える楽器が良いと思っていました。
Q:購入する上で、楽器屋さんは決めていたのですか?
母:はい、実は以前に購入したことがあったので最初は御茶ノ水にある大手の楽器店に行きました。楽器屋なら御茶ノ水だろうって思って。
父:息子はそこで9本くらい弾きましたがチェコのオールドバイオリンと新作弓のセットを気に入りました。ただちょうど値段的に良い弓がなくて結局、予算もオーバーしていたし保留させて頂きました。明日にもお断りの電話をします(笑)

それで、近所にある別の大手楽器店に行ったら、外人の店員さんがいきなり「これがお得です!」みたいにイタリアの新作を強引に薦めてきてねえ。確かに、楽器は良いのかもしれないけど、こっちは選びたいという気持ちがある。で正直、ここはやめとこうと(笑)
Q:当店は何で知ったのですか?
母:インターネットで見つけました。日曜日も営業しているので、朝一でお父さんに電話してもらって当日空いている時間に予約をいれてもらいました。
Q:初めて行く楽器屋さんですよね、心配ありませんでしたか?
父:ホームページにもしっかり楽器が在庫ありましたし、結構「Sold」ってあるからちゃんと売れているんだなと(笑)、実際ホームページにまだ載せていない楽器もありました。それと行けば分かることがあるし。会った時の対応とかね。
母:それと社長ブログを読んでここなら大丈夫そうだなと思いました。
Q:息子さんの楽器選びではどんな点を注意されていたのですか?
父:そうですね、私はフルートをやっていますのでまずは音を基準にしました。で、社長に「高い楽器は良い音がするんですよね?」って聞いたんです。
すると社長は「音は好みですよ」というのですよ。てっきりボクは、「高い楽器は良い音がしますよ」って高いバイオリンを薦められると思っていたから「そうか、やっぱり自分の好みでいいんだ」と思いました。

でもそう言ってもらって正直安心しました。

確かに、楽器屋さんにね「これいいですよ!」とか言われても、こっちとしては高い買い物だし実際弾いて自分が良いと思う楽器を選びたいでしょう!?
Q:オールドバイオリンだと「壊れている」とか状態については気にならなかったのですか?
母:そうですね、実は知り合いのお嬢様がある方に紹介してもらったオールドバイオリンを買った話がありましてね。でもその時に紹介された楽器は「これです!」みたいにたった1本だったそうです。そのお嬢様は、たまたまそれを気に入ったようなのですが修理が必要だということが分かり購入後に随分と修理代を払ったということを聞いていたので、正直オールドはと不安はありました。

でも、ダ・ヴィンチさんの楽器は健康な状態か、必要な修理が既に済んでいて私たち素人でも分かるくらい見た目も弾いた感じも問題ありませんでした。当日、先生にも見ていただきましたし。本当に古い楽器だと思うのですが、実は大変キレイな楽器ばかりで、バイオリン本体以外は弦はもちろん、全部新品の部品がついていました。

それに社長ご本人がヴァイオリニストですから音だけでなく「キレイにして弾ける状態でないと売らない」ということで。

それでダ・ヴィンチさんの楽器なら大丈夫だと思いました。
Q:今回購入される楽器についてはどんな説明を受けましたか?
父:実際に息子が弾いて順位をつけたんです。それで最初に弾いたバイオリンが良かった。

その楽器の説明をお願いすると 「これはイタリア人のラベルがついておりますがその製作者のバイオリンではありません、ラベルの通りですともうひとつ「¥0」がつきます」と言われました(笑)

そして「おそらくフランスで1800年代中頃に作られた楽器だと思います」と。多くの楽器を見ていると同時代の似たような楽器を見るのでニスの色、楽器の作りなどの特徴から推測するそうです。でも、この楽器については、絶対にこの国の製作です、この年代です、ということは断定出来ないと「分からないこと」は正直に言っていただきました。

弓についてはボクはもちろん知らなかったけど、ピエール・ギヨームさんという最高の弓職人の一人が製作した弓であること、日本総代理店からの仕入れた本物であることの説明がありました。
Q:それでご納得されたのですね。息子さんは、このオールドバイオリンと弓を気に入りました。
当店で購入しようと決定されたのはどうしてですか?
父:はい、初めて来店したときは決めなかったんです。「買うまでここから逃がさない」なんてことは無かったです(笑)それで、一度帰ってから息子とも良く話し合って 「じゃあ、ダ・ヴィンチさんで買おう」 と決めました。

理由は、まず、いくつかの楽器屋さんに行った中でも、実際に弾き比べた息子がこのバイオリンと弓のセットが気に入って「これが欲しい」ということ。

それと、もうひとつ。さっき話したことだけど、これはもうお店、もしくは社長を信用できるかどうかだけですね。

もちろん楽器そのものや音も大事。しかし、こっちは正直バイオリンのことは分からない。だから実は自分の直感を信じたというのが本音です。

「楽器は息子が選ぶのだけれども、その店が信用できるかどうかは楽器代を支払う親が決める」のだと思います。

その点、山口社長はちゃんとこちらの話を聞いて答えてくれたし、押し付けることも無く選ばせてくれたことが大きいですね。お願いすればきちんと説明していただいたし。あとね、こういうのは「ご縁」だと思うのですね。
Q:「ご縁」ですか?
父:そう、恋人とかそういう話と一緒じゃないかな。
母:実は家を購入するときも同じように「ご縁」を感じましたね。我が家は世田谷ですがこのあたりの新築は正直金額的にを出せないもので(笑)そこで、中古の物件を数件見たところでもう直感的にここがいいみたいなものを私も感じたんです。
父:確かに。吹き抜けがあったしね。天井が高くてここはよく響きそうだなんて言っていたなあ。ボクはフルートやるから、ついそんなことを考えてしまうねえ(笑)
Q:「ご縁」と言えば、バイオリン選びの日に先生も来られましたね?
父:はい、これも本当に「ご縁」ですよ。
母:たまたま先生が上野で演奏会に行かれていて。私がメールしたら演奏会が終わった後にすぐに駆けつけてくれたんです。
Q:先生もすごく喜ばれていました。
母:そうなんです。息子が気に入ったバイオリン見て「あら、私の楽器と良く似ているわ」と(笑)全部弾いて頂きましたがとても満足されていましたし、一台ごとに音の違いというものを感じられているご様子でした。

それに先生も「これもご縁ですね」ということをよくお話されていましたね。
Q:当店を選んで良かったことはなんですか?
父:まずは楽器と弓。最初は「先入観が出来てしまうから」といって社長が国とか値段とか楽器の詳細を説明せずに弾かせてくれたんですよね。それで、結局息子が選んだ楽器は「ご予算の中で一番値段が高いものですよ」って。「おお、息子も良いのを選んだな」なんて思いましたよ。
母:でも私「それって、私たちを喜ばせるために言ったのかしら」って正直思ったんです。でも後でホームページ見たら本当に一番値段が高かった(笑)『これだよね!』って盛り上がりましたよ。だからすごく嬉しくって。
父:今日(楽器の受け渡し日)の収穫はね、実は社長が「肩当て」を息子の身体に合わせて調整してくれた時に楽器の構えをちゃんと教えてくれたことかなあ。先生には『楽器を上げて!』」と言われていたんだけどなかなかうまくいかなくて(笑)

でも、これを言っちゃうと、『私がちゃんと教えてないみたいじゃない!』って先生に怒られちゃうか(笑)

社長の言う通りこのバイオリンを構えると息子の姿がすっかりよくなって前よりスゴクかっこいいんですよ。ホント二人で感激しました。確かに高い楽器を買うから大事にして欲しいんだけど親としてはいつまでもバイオリンを弾いて欲しい、そしてたくさん練習してできれば上手になって欲しいって思うのです。


母:そう、わたし息子には昔から「毎日5分、10分でも良いから弾いてね」と言っていたら今では習慣になっています。少ない練習時間の割には良く弾けていると思います(笑)
父:それでこのバイオリンを持って構えをよくしてもらったらね、「息子がすごく弾ける感じ」に見えてね。楽器が良いのはもちろんだけどそんなところがね、親としては正直嬉しかった。

だから、こちらで購入して本当に良かったと思っています。
Q:これからは息子さん、この楽器と弓を使って演奏します。親としての夢や希望はありますか?
父:はい、うちは毎年夏に近所でやるホームコンサートに出るんです。あと先生の発表会もあるのでこれからが楽しみです。

いつか息子とも一緒にアンサンブルしたいですね(笑)

<後日、木村様より頂いたメール>
山口様

ご無沙汰してます。

購入しましたVnは、息子が益々気に入ってくれているようです。
さて、今月の18日に仲間とホームコンサートを行い、
息子が新Vnでデビューしました。(添付をご覧ください。)
聴かれた方からは、腕はさることながら、「Vnの音色はとても良い」との声もありました。
以上、近況まで。

今後ともよろしくお願いします。

木村 好伸 http://www.geocities.jp/flkimura/

   


木村さん、素敵な写真ありがとうございます!
ご購入いただいた楽器で頑張っているお姿を見れるのはとっても嬉しいです。

これからのご活躍、楽しみにしています!!


   
木村さんご購入のオールドバイオリン    弓(ピエール・ギヨーム製作 銀・黒檀・盾模様)


お父様、お母様とお話しているときも、息子さんは自分で選んだお気に入りのケースから楽器を取り出して構えてみたり、バイオリンやギヨームの弓を眺めて大変ご満悦な様子でした。

木村家の皆さん、今日は本当にありがとうございます。




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