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バイオリン・弓選び『実況中継』@


愛知県の蒲郡からお越しいただいた久田さん親子
(平成21年6月)



Q:山口(以下省略):今日は遠くから(朝一の新幹線で8時半着!)ありがとうございます。
A:久田さん:はじめまして、こちらこそ早朝にお時間いただきありがとうございます。
今日は宜しくお願いします。
A:息子さん:よろしくおねがいします。
Q:では、息子さんのバイオリンを試奏する前に今一度、確認してよろしいでしょうか?
お電話では、現在小学6年生になる息子さん(健人くん)の3/4サイズの分数バイオリンをお探しでしたね。
すでに身長も139cmあるのに先生からサイズアップのことは言われなかったのですか?
A:はい、息子は1/16 からバイオリンをはじめて、1/2になるまで順調にサイズアップしてきました。
それで1年ほど前になりますが身長も伸びたので、先生に『そろそろサイズアップしてもよろしいですか?』と聞いたのですが『まだ早い』と言われてしまって。
その後、昨年末にもう一度聞いたのです。しかし、あまり先生からは良いお返事をいただけませんでした。
プロとして音楽的に息子の成長を見届けている先生のお考えがあるのだと思いました。
Q:そうですね、先生なりのお考えは確かにあると思います。例えばどんなことをお話されていましたか?
A:はい、今楽器をサイズアップすると、例えば『重音の音程がとりにくくなる』ということでした。
やはり左手の音程を気にされていました。息子は今年の9月に毎コン(全日本学生音楽コンクールのこと)の名古屋予選に出場するので。サイズアップの許可をしても残り「3ヶ月」で
Q:3ヵ月後の毎コン予選に出場されるのですね。確かに3ヶ月ですと身長(≒腕の長さ)とバイオリンの大きさによっては「大きいバイオリンに慣れる時間が必要」と言う意味では微妙な時期かもしれません。
ただ一方で、健人くんはすでに139cmあるので一般的な基準(3/4の場合、身長が130〜145cm)には3/4を使用しても良い時期でもあります。
A:そうなんです。息子の手も大きくなりましたし、「大きいのがいい」とずっと言い続けてきていました。
実はこの数ヶ月で息子の身長も3〜4cm伸びたので、先生からも許可が出ました(笑)
Q:良かったですね。先生はバイオリン選びについて特にお話されませんでしたか?
「楽器屋さんはここにしなさい」、とか「こういう楽器にしなさい」などですが。
A:はい、特に指定は無かったですね。ご自身で選んできて下さいということでした。
Q:そうでしたか、先生にとっては「先生にとっての良い音の基準」があるので、ご本人が自分の好きな音の出る楽器を一所懸命選んでも「ダメだ」と言われることもあります。
でも、今回は大丈夫そうですから、息子さんやお母さんの好きな音、欲しい音を一緒に探していきましょうね。
ところで、毎コンに出場するきっかけというのは?
A:はい、実は今回コンクールに出場するのは、息子がこれまでやってきた「バイオリン演奏の集大成」という意味もあるんです。だから今使用している量産ではなくて、私は彼に良い楽器を使わせてあげたいという気持ちがあって分数でもオールドを弾かせてあげたいと考えました。
Q:「集大成」ですか!確かに6年生、小学校最後の年ですからね。小さい頃からずっとレッスン、そして自宅での練習に付き合ってこられたお母さんなりにいろいろな想いがあるのでしょうね。
A:母親ですから、それはもう「たくさん」あります。今でも毎日、練習で息子と言い争ってます(笑)
私が「そこ、音違う!」などと言っても、息子は「いや、間違ってない、ちゃんと弾いてるよ!」
なんて。
Q:みなさんどこも一緒ですね(笑)。家の練習でお母さんが「先生」になってしまうとちょっと子供的には辛いことがありますよね。ブログにも書きましたが、少し言い方変えたりするだけでもお子さんたちは「お母さんのために弾いてあげる」なんて思うのですよ(笑)
A:あぁ、確かにうちの子、小さい頃そんなこと言って弾いてくれました(笑)
Q:やっぱり(笑)、優しいお子さんじゃないですか!? これでいろいろ確認できましたね。
ありがとうございます。

それでは、バイオリン選びに入りましょうか?
A:はい、お願いします!


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