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お客様の声(2年経って)A


東京都東久留米市 野島久美子さん(平成21年7月)



<実際のバイオリン選び>

Q:では、このバイオリンを選んだ時の気持ちを教えてもらえますか?
レッスン後に先生と一緒に来られましたね。
A:はい、先生は「自分の好きなバイオリンを選びなさい」でしたから。
自分で選べるのは嬉しかったです。
Q:確か、あの時は予算に合うバイオリンを3台用意しました。今ではあの値段では買えない楽器でしたね。
A:はい、よく覚えています。1台ずつ、まったく違う色で「赤」「茶」そして私が買った「黄色」の3台でした。私が前に使っていた楽器が「ガーガー、キーキー」ってひどい言い方ですけど(笑)今度は深い音の出るバイオリンが欲しかったんです。
Q:第一印象ではどれが良かったんですか?
A:最初は、茶色のバイオリン。もう、「あっ、これ弾いてみたい!」でしたね。
そのバイオリンを弾くと、私にはすごく深い音に感じて、その印象がずっと続いていました。
でも3台ともどれも良くって途中で、わからなくなってしまったんですよね。
Q:そう、わからなくなる方は多いですね。それでそれぞれの楽器のことを説明しましたね。
A:そうです、それでバイオリン選びする時の楽器の見方とか教えてもらって。
それで裏板見るとどれもすごくて、驚きました。
Q:2時間くらいでしたか。それで結局、「これにします!」って茶色のバイオリンになりましたね。
A:そう、そう。値段もこの中で一番高かったし、後悔したくなかったから。
弾いて音を確かめて、鏡で自分の姿見て…。自分の顔の雰囲気に合っているかな〜とか。

そういう「見かけ」も気にしていました(笑)
Q:いや、見た目も大事ですよ(笑)
でも「本当にこれでいいんですか?」と聞いたら…
A:「実は…」みたいな(笑)なんか、こう、この楽器(購入したバイオリン)がこっち(私)を見ているような…。バイオリン選んでいるときは、気になっていたんです。

もう「存在感」っていうのかなあ。それで、茶色のバイオリンに決めたと言ってもなんか気になる。
それで、もう一度、手に取ってそのバイオリンを見ていたら、もう愛しくなって、可愛くなってしまって。

あと、裏板を眺めているとこれがすごい。
それに、ボディラインがスマートで美しいんですよね、これ。
黄色は明るく見えるし私の顔には良いかな。前と違って音も明るくて繊細だから。
 
野島さんが購入したバイオリン Old French Violin "Victor Audinot"

Q:そうでしたね。選んでいるのを見ていると、一台弾いたら、必ず購入したバイオリンを手に取るのですよ。
だから気になっているのかなって。
A:私、もともと影響されやすいんです(笑)

後悔しないようにという想いが強すぎて、「年数が古い」「値段が高い」とか聞いたら自分の気持ちが左右されてしまう。でもこのバイオリンは存在感があって。

それぞれの方の好みにはなるけど、『あ〜っ、何で私こんなに気になるんだろう』って。
Q:でも、一番気になっていたバイオリンに決まって良かった。
そんな気持ちで選んだ楽器だと、可愛くなってしまいますね。
A:もう、倒したり、ぶつけないようにとか。それと早くいろんな人にバイオリン買ったことを伝えたくて、伝えたくて仕方なかったです。(3につづく)


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